阪神高速の取り組みよりわかりやすい案内標識を目指して
案内標識は、目的地への経路や地点等の情報を提供する重要な施設であり、お客さまが必要とする情報を適切に提供する必要があります。
阪神高速では、よりわかりやすい案内標識を目指し、お客さまのご意見を反映させた標識改善に取り組んでいます。
また、急カーブや車線が変化する場合は、それを予告するための「注意喚起看板」に工夫を凝らし、お客さまの安全な運転に寄与しています。
案内標識の改善
より見やすい材料へ
阪神高速道路では、より見やすく、そしてより環境に配慮した材料への取り換えを進めています。新しい材料は、より車のヘッドライトを反射することにより、夜間でも視認性に優れたものとなっています。これにより、従来の標識に必要だった照明設備を原則として省略することで、照明コストの削減と、部品点数の削減による点検の省力化を図っています。
合理的な更新
大型案内標識の取替では、阪神高速道路の規制が伴い、お客様へご迷惑をおかけするばかりでなく、車線規制のコストもかかります。そこで、阪神高速では、主にリニューアル工事の機会を活用し、一斉に標識を取り換えることで、お客様へのご迷惑を最小限に抑えるよう努めています。
これまでの案内標識の改善例
1号環状線 北浜付近
車線数の多い1号環状線北浜付近の分岐部の案内標識では、環状線から分岐する路線に向かう車線を下向き矢印で表示したり、ルートマークの色を反転させることで分岐路線を強調した案内に改善しました。
11号池田線 中之島付近
急カーブが連続する11号池田線、大阪市中心部においてはカーブや分岐が連続しています。
そこで、道路のイメージをわかりやすく表示し、出口案内をカラー舗装と連動した青色に変更した標識に取り換え、安全性向上とわかりやすさの両立を図りました。
12号守口線
急カーブが連続する区間において、より視覚的にわかりやすく、より正確な情報を提供するための予告看板を設置しました。
13号東大阪線
大阪を東西に貫く東大阪線・西行きの標識は、夕方の逆光に対応したタイプとすることで、視認性の確保に努めております。
31号神戸山手線
白川南出入口は、神戸市総合運動公園の最寄りランプの一つであることから、お客様の利便性を考慮し、出口案内に同公園をご案内する看板を設置しております。
5号湾岸(垂水)線 西行
全国でも屈指の規模を誇る垂水JCTにおいて、できるだけわかりやすく、安全にお客様をご案内するため、より実情に即した案内標識に更新しました。
今後も、皆様のお声をお聞きしながら、日本をリードする道路案内デザイン、安全注意喚起のありかたを追求したいと考えています。