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平成30年度土木学会選奨土木遺産に「中之島S字橋」及び「阪神・淡路大震災による被災構造物群」が選定されました

平成30年10月1日

 土木学会選奨土木遺産の認定は、土木遺産の顕彰を通じて、歴史的土木構造物の保存に資することを目的として平成12年度に創設され、土木学会選奨土木遺産選考委員会において毎年実施されています。
 今般、昭和39年に完成した阪神高速11号池田線の「中之島S字橋」、及び平成7年の阪神・淡路大震災で被災した震災資料保管庫に展示中の道路構造物を含む「阪神・淡路大震災による被災構造物群」が、選奨土木遺産の認定を受けましたのでお知らせします。


授賞理由

■中之島S字橋
中之島S字橋は、周辺の橋梁との関係性も重視し景観に配慮されているほか、初期の曲線桁橋として解析理論の実用化を図った例であり、 その後の橋梁技術の発展の礎となった貴重な土木遺産です。

■阪神・淡路大震災による被災構造物群
平成7年1月17日に発生した兵庫県南部地震により、神戸市内の被害を受けた主要な被災構造物の保存を通じて、震災の記憶を語り 続けるため、これら遺構を土木遺産とするものである。


これまでに認定された土木遺産が一覧できます。

土木学会選奨土木遺産選考委員会
 http://committees.jsce.or.jp/doboku_isan/

【関連リンク】

・中之島S字橋の建設
 https://www.hanshin-exp.co.jp/50th/short-story/past/story04.html

・震災資料保管庫
 https://www.hanshin-exp.co.jp/company/skill/quake/information.html