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1974年に開通した16号大阪港線の阿波座付近は、13号東大阪線と1号環状線から神戸方面や天保山方面へ向かう交通の分合流部です。1997年、渋滞解消のため3車線から4車線へと車線拡幅工事が行われましたが、その際、路下の制約により、既設桁と同じ位置で拡幅した新設桁を支持できず、新設桁のみを支える橋脚を新たに設置。さらに新旧の桁の境目にゴム製の伸縮装置(縦目地)を設置して走行面を連続化しました。しかし、この縦目地の損傷により通過騒音などの不具合が発生。長年、さまざまな対策を講じてきましたが、抜本的な解決には至っていませんでした。
そこで、騒音低減、走行性向上を目指し、縦目地の解消と主桁の取り替えという大規模工事が行われました。2022年6月から2カ年弱をかけた工事の概要、ポイントなどについて、担当者にインタビューしました。
