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イメージ アルカリ骨材反応対策(技術・工法)

コンクリート橋 | 橋梁

アルカリ骨材反応対策(技術・工法)

キーワードアルカリ骨材反応、ひび割れ、抑制対策

阪神高速道路公団(当時)では、昭和57年に国内で初めて、一部の鉄筋コンクリート橋脚にASR(アルカリ骨材反応)による劣化現象を確認しました。その後、ASRの発生要因の分析、損傷構造物の健全度評価、補修方法の検討など、維持管理に関する広範な検討を行ってきました。

アルカリ骨材反応の発生メカニズム

「アルカリ骨材反応」とは、骨材中の反応性シリカ、セメント中のアルカリ金属、水分の3要素が反応し、膨張性の高いゲル状物質を生成する現象です。このゲルがコンクリート中で吸水膨張することにより、コンクリートにひび割れの発生などの劣化を生じさせます。

損傷事例(ひび割れ)(左)・損傷位置(右)

補強事例(鋼板巻立て)阪神高速道路のコンクリート構造物のうち、ASR(アルカリ骨材反応)が発生した一部のコンクリート構造物について、継続的に維持管理上の技術的課題の検討を行っています。

これまで、ASRと認められた既設構造物については、表面保護工による抑制対策や追跡点検を、新設構造物では、骨材選定などのASR抑制対策を実施してきました。

また、近年、追跡点検において、ごく一部のASR橋脚の梁部に鉄筋損傷を確認しました。これについても原因究明等の各種調査を実施の上、補修・補強対策を実施し、適切な維持管理に努めています。

さらに、今後、アルカリ骨材反応を呈した構造物は、長期維持管理に向けた取り組みの中で、上記のようなこれまでの点検監視・維持・補修に加え、損傷の発生を抑制する対策や構造物の一部を更新するなどの対策の検討・実施を行って参ります。



ASR構造物の維持管理マニュアル

※これらのASR構造物に対する維持管理の考え方や、点検・調査のポイントは、「ASR構造物の維持管理マニュアル」にまとめています。

(財)阪神高速道路管理技術センター 書店にて販売中

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