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建築 | 施設 |
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泉大津パーキングエリアに隠された
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目次
泉大津パーキングエリアは、4号湾岸線にあり、休憩施設は高速道路を挟んだ2つのビルの3階部分にあります。業務オフィスやホテルなどと道路施設がフロアを介して共存できる立体道路制度という制度を活用しています。
このパーキングエリアは、平成8年に建設され、平成22年4月のリニューアルの際に、さまざまなエコロジー技術を採用しています。
(1)壁面緑化
パーキングエリア内部において、3箇所(休憩所壁面、エレベーター前、廊下上)に、壁面緑化が施されています。
壁面に植物が根づくように、土を使わないで、パフカルという素材を使っています。これは、ウレタン素材を基材に発泡させたもので、成型されているため土のように崩れないのが特徴です。
また、給水もシステム化されており、給水タンクに水を入れると、自動的に苗に給水されるようになっています。

(2)LED照明

レストラン、トイレ以外の休憩施設すべての照明をLED照明にしています。
24時間お客様がいらっしゃるパーキングエリアなので、球換えによる迷惑がかからないよう配慮しました。
トイレについては、省エネを鑑みて、感知式でお客様が入られたら点灯する照明を採用しています。
(3)ミストスプリンクラー

正面入口前に、夏場の暑さを軽減させるよう、水蒸気を発生するミストスプリンクラーを設置しています。
ミストスプリンクラーの支柱を植栽内に配して、飾りのある緑のあふれたところで涼んでいただけるように工夫しています。
担当者からひと言 上月雅美さん
LED照明を設置することにより、機器による放熱の関係で天井内ふところを通常の照明より目に離す必要があり、天井部は改修前より低くなってしまいました。
改修前を知る人が見ると空間に圧迫感があるかもしれません。このため壁、天井の配色を、白を基調にした明るいものに変更し、空間の圧迫感をやわらげています。
改修前を知る人が見ると空間に圧迫感があるかもしれません。このため壁、天井の配色を、白を基調にした明るいものに変更し、空間の圧迫感をやわらげています。