港大橋の概要 OUTLINE

港大橋は大阪港に架かる赤い橋。建設当時、まだ開発中だった南港エリアへのアクセス向上のため造られた橋です。1974年に完成して以来、南港ベイエリアのランドマークとしてその存在感を発揮し続けています。
港大橋が架かる場所は、大阪港で最も船舶航行量の多い航路 をまたぐ箇所。このため、中央径間510m、桁下空間51mという大きなトラス橋として造られました。
今でこそ世界中に大規模な橋がたくさん存在しています。しかし、港大橋の建設当時、このような大きな橋は国内にほとんどありませんでした。阪神高速での初の長大橋となった港大橋の建設時には、新しい技術が多数採用されています。
また、50年という歳月の流れの中で維持管理地震対策も行って来ました。地震対策では、阪神淡路大震災での経験を元に、免震や制震という技術を取り入れています。
港大橋をわたる道路は2階建て。日々の交通量は上下合わせてなんと10万台。今もみなさんの暮らしを支え続けています。 

港大橋の基本データ

路線
  • 16 阪神高速16号大阪港線
    (上路(大阪方面))
  • 5 阪神高速5号湾岸線
    (下路(神戸方面))
  • 4 阪神高速4号湾岸線
    (上路(泉佐野方面)・
    下路(泉佐野方面))
開通 1974年7月15日
形式 3径間ゲルバートラス橋
基礎形式 ニューマチックケーソン
全長 980m
支間割り 235 + 510 + 235m
幅員 19.3m
桁下高 51m
鋼重 41,000t
工費 250億円