よくあるご質問

Q1.リニューアル工事とは何ですか?
A1.

阪神高速は、全体の約6割が開通から30年以上経過しています。また、交通量は1日75万台におよび、大型車両の混入比率も高く、構造物の老朽化や劣化対策は急務であります。そうした中で高速道路の健全性を永続的に確保し、高速道路ネットワークの機能を将来にわたり維持していくために抜本的な対策が必要です。その大きな柱として「高速道路リニューアルプロジェクト」に取り組んでおり、その一環の工事を「リニューアル工事」と呼んでいます。

Q2.今までのフレッシュアップ工事と何が違うのですか?
A2.

フレッシュアップ工事は、舗装補修や標識補修など、『見える場所』を補修する工事を言います。一方、リニューアル工事とは、工事の中に締めるリニューアル事業(大規模更新・修繕事業)の割合が大きく、土木構造物本体を抜本的に更新、あるいは補強するもので、老朽化した橋梁の取り替え、床版の打替え、及び鋼桁・鋼床版の補強等を行います。

Q3.この路線を選んだのはなぜですか?
A3.

堺線・西大阪線は平成19年度に実施した大規模補修工事〔終日通行止め(8昼夜連)〕から10年以上経過しており、経年劣化による舗装や伸縮継手部の損傷が顕在化しています。

特に15号堺線はコンクリート床版の劣化が進行している恐れがあり、大規模修繕事業において早期の着手が必要として選定しました。

Q4.通行止めがなぜ必要なのですか?
A4.

阪神高速の大阪地区では大規模かつ集中的な補修工事を行うため、終日通行止めによる大規模補修工事を路線毎に概ね10年の間隔で実施してきました。

今年度は平成19年度に終日通行止めによる大規模補修工事を実施した堺線(延長:13.4km)、西大阪線(延長:3.8km)において、経年劣化による損傷が著しくなったことから、舗装を約224,000㎡(設備数量の81%)を更新し、併せて高機能防水による構造物の長寿命化(大規模修繕)を実施。また、伸縮継手242レーンを補修するなどの大規模な工事を計画しています。

これを「通常の補修(車線規制)工事」にて実施すると多くの制約から、休日1日当たり1規制(1工種)しかできなくなってしまい約300日かかってしまいます。しかし、通行止めを行えば10日間という期間で工事を終わらせることができるようになり、お客さまへの負担を軽減できると考えています。

Q5.この時期に工事を実施するのはなぜですか?
A5.

リニューアル工事の時期は、

  1. 阪神高速道路の交通量が比較的少ないこと
  2. 品質管理上適当な気温であること
  3. 降雨が比較的少ないこと

等を考慮し、この時期が望ましいと判断いたしました。また、他社の集中工事や周辺地域の各関係者と具体的な日程を調整した上で決定しております。

Q6.今回の工事に関してどのような広報を行っていますか?
A6.

市民生活、経済活動への影響を最小限にするため、工事期間中は車の利用を極力控えていただき、電車・バス等の公共交通機関の利用をお願いするとともに、以下の対策を講じています。

(1)お客様への広報
新聞、ラジオ、テレビ、ポスター、リーフレット、ポケットティッシュ、横断幕、インターネットホームページ(https://www.hanshin-exp.co.jp/renewal/sakai2018/)、インターネット広告等による広報を実施。

(2)関係機関への協力依頼
公共団体等、沿道の皆さま、各協会、運輸関係業界団体への協力依頼。

(3)道路交通への対策
ラジオ等の情報提供、阪神高速道路の交通制御。

(4)案内専用ダイヤルの設置
通行止区間、工事期間中の道路交通情報などの問い合わせに対応する専用窓口を設置。

Q7.代替ルートはどのように考えていますか?
A7.

通行止め期間中の代替ルートとしては、〔阪神高速4号湾岸線~16号大阪港線~1号環状線〕、〔14号松原線~1号環状線〕、〔阪和道~近畿道〕が考えられますが、代替えルートの交通集中を少しでも軽減させるため、横断幕等の広報により渋滞への注意喚起を促し、広域迂回及び交通分散を促進させたいと考えています。

なお、工事期間中は各々渋滞等の発生も予想されるため、お出かけの際は当該区間の交通状況等を事前にご確認いただくようお願いします。併せて、工事期間中は周辺道路の混雑が予想されますので、お車のご利用はできるだけお控えいただき、極力、電車やバス等の公共交通機関のご利用をお願いします。

Q8.リニューアル工事期間中のう回や乗継はどうなりますか?
A8.

リニューアル工事に伴う、う回乗継ルートの設定はございません。なお、工事期間中も、通常の乗継ぎはご利用頂けますが、堺⇔大浜間の乗継ぎはご利用いただけません。