大和川線採用技術
都市部の厳しい条件を克服した阪神高速6号大和川線の施工技術と安全設計
阪神高速6号大和川線は、大阪府堺市と松原市を結ぶ全長9.7kmの都市高速道路で、その大部分がトンネル構造となっています。
このうち約3.9kmはシールド工法によって施工されており、さらにその中の約2.0kmでは、上下線の間隔がわずか約1mという極めて近接した「超近接長距離併設シールドトンネル」が採用されています。
また、掘削土の約85%を再利用するリサイクル技術により、環境負荷の低減に貢献しました。
都市部特有の厳しい施工条件を克服するため、既設構造物を活かした「側壁盛り替え工法」を採用するとともに、誰でも直感的に利用できる「すべり台型避難路」などの避難設備を導入し、安全性の向上を図っています。