
INTERVIEW 12
“当たり前の『安全・
安心・快適』を未来へ”
つくる / 建設部門
K.Ohata
大阪建設部
施設課
2018年入社
工芸科学研究科 建築学専攻 修了


入社を決めた理由
計画、設計、工事から維持管理にわたり、建物に係る一連の流れを知ることができること。
地元関西の暮らしや経済の発展を支えることができること。

大切にしている信念
自分が納得感をもって仕事をすること。
現在の仕事内容を教えてください。
淀川左岸線2期・延伸部の換気所新築工事の工事管理を担当しています
大阪建設部では、現在建設中の淀川左岸線2期・延伸部の事業に取り組んでおり、中でも施設課はトンネル内の換気を行う換気所の建築工事を担当しています。私は、豊崎換気所工事の担当として、工事が計画通りに進んでいるか、図面や仕様書に基づいて正確に施工されているかを確認し、さらに安全面に配慮した現場作業が行われているかを管理しています。具体的には、工事を進める中で発生する課題や決定事項について、社内の他部署の方々や工事関係者と密に連携を取り、現場の状況を確認しながら工事全般の方針を決めています。全体の作業が計画通りに進むように、安全・品質・工程の進捗を確認しつつ、素早い決断をするように心掛けています。

これまでで印象に残っていることは?
高石・泉大津大型専用パーキングエリアの新築工事です

4号湾岸線 高石・泉大津大型専用パーキングエリアのオープンに携わったことが印象に残っています。パーキングエリアの新築工事では、担当する建物の工事以外にも駐車場部分は土木工事、道路照明や変電設備は電気工事と、いくつもの工事を並行して進める必要があり、それらのスケジュール管理などの連携には調整力が求められました。特にオープン前には自動販売機の設置やWi-Fi、BGMを流すための音響設備など、社内外で多くの調整が必要となり非常に大変でしたが、新築工事に携わることができる機会はそう多くないため、達成感ややりがいも大きく、貴重な経験を得ることができました。

この仕事の魅力は何ですか?
自分の仕事が形に残り、多くの人に利用されていることを実感できる

日々の業務では、デスクでの書類作成などお客さまの目に触れることのない部分に関する作業も多く、直接的な達成感を感じにくいこともあります。しかし、現に社会インフラとして高速道路が存在するため、日々建設が進んでいく過程や完成した高速道路をお客さまにご利用いただいている様子を見た際には、自分の仕事が社会に貢献していることを感じることができます。さらには、自分自身が建設に直接携わった場合は、その仕事が結果として高速道路という目に見える形で残り、実際にお客さまや社会を支えていることを強く実感できるので、やりがいや達成感にも繋がります。それが、この仕事の1番の魅力だと思います。

入社してから、一番成長したと感じることは?
状況を整理し、理解する力が身につきました
パーキングエリア新築工事や社屋の内装改修工事では、多くの関係者との調整が必要で、同時に複数の課題を並行して対応していくことが求められました。そのような中で、仕事に優先順位をつけ、自ら設定したスケジュールに沿って業務を進めるとともに、関係者からの問い合わせに対してはとにかくレスポンスを早くすることを心掛けました。特にパーキングエリアの新築の現場では、多くの関係者と連絡を取り合い、最終的な着地点を見つけるために奔走しました。社内外問わずそれぞれの思いがあって皆さん仕事をしており、お互いの意見を擦り合わせながら、どのように折り合いをつけて進めていくかというところが難しかったですが、関係者にそれぞれ根気よく説明し、実際の現場を見てもらうなど周りからの意見や協力を促すようにして進めていきました。
職場の雰囲気はいかがですか?
相談しやすく一体感のある職場で、快適に働いています
何でも相談できる上司や頼りになる後輩がおり、課内で話し合いながら業務を進めています。特に、建築分野に携わる社員はグループ会社を含めても人数が少ないですが、その分一体感があり、何か困ったとしても気軽に相談しやすい環境だと感じています。また、休日にはBBQを行うなどプライベートでも交流を深めており、仕事を進める上での一助となっています。職場全体では、設計や工事を進める上で、阪神高速を利用するお客さまや建物を使用する人のことを第一に考え、より良いものやサービスを提供しようと行動する社員の姿勢が感じられます。人間関係が良好であることが、職場の快適さ・仕事の質の向上に繋がっていると感じています。


大切にしている「当たり前」な習慣やルールはありますか?
お互いを尊重し、信頼し合うことで、より良い
関係性を築くことを大切にしています
発注者として工事をマネジメントする立場上、工事を進める上での方針を示し、関係者へ指示を出すことが重要な仕事であると認識していますが、それをあまり強く出しすぎると、発注者である当社と受注者である工事業者の方々との関係が横並びではなく、上下関係になってしまい、物事がスムーズに進みづらくなると思います。より良い成果を目指すためには、お互いが尊重し、信頼し合うことが大切であり、必要な指示は伝えながらも、対等な立場で協力しながら仕事を進めていくことを大切にしています。このような発注者としての役割と同じ目標に向かう一つのチームとしての協力関係のバランスを上手くとりながら、より良い関係性を築くことを今後も続けていきたいです。

阪神高速でこれからどのような「当たり前」を描いていきたいですか?
お客さまにとって当たり前である「安全・安心・快適」な道路サービスを実現し続ける
目まぐるしく変化している社会のスピード感に取り残されることなく、お客さまにとって当たり前である「安全・安心・快適」な道路サービスを提供し続けていきたいと思います。そのためには常に当社に求められていることへのアンテナを張り、インフラ企業として社会のニーズに迅速に対応できる体制を整えることが重要だと考えています。また、建築分野以外に携わる社員と日々の業務を通じて関わる中で信頼を積み重ね、何かあった時に「この人に相談すればいい」と頼られる存在になれるように、これからも仕事をしていきたいと思います。




入社後の経歴
※部署名は当時のものです。
まもる
まもる
大阪管理局 保全部 施設保全課(2018)
まもる
まもる
大阪保全部 施設工事課(2020)
つくる
つくる
現在
大阪建設部 施設課(2022)
ある日の1日
9:00
9:00
出社(本日の作業内容やメールの確認)
10:00
10:00
立会検査のため工事現場へ(図面や計画書通りに施工されているか確認)
12:00
12:00
昼食
13:00
13:00
工事関係者との定例会議(工事進捗や課題事項の確認)
15:00
15:00
社内関係部署と工事費予算や課題に関する打合せ
16:00
16:00
工事関係者から提出された書類の確認
17:30
17:30
翌日のスケジュールを確認し、退社