
INTERVIEW 10
“皆さんに支えられて”
かんがえる / 共通部門
A.Kawada
計画部
計画調整課
2021年入社
農学部 農学研究科 修了


入社を決めた理由
社員との会話から仕事のやりがいや会社の風土を感じることができ、この会社で働きたいと思った。

大切にしている信念
一人で悩まない、抱え込まないこと。
現在の仕事内容を教えてください。
新たに建設する路線に係る社内外の調整・検討を行うことが主な業務です
計画部計画調整課では、事業の進捗状況を踏まえた関係機関との調整や、新たなネットワーク構想に関する検討などに取り組んでいます。その中でも私は、新規建設中の路線のうち、主に大阪湾岸道路西伸部や名神湾岸連絡線について、事業の進め方に関する社内外の手続き・調整を担当しています。現在、建設事業を行っている路線は、国土交通省又は地方公共団体と共同で事業を実施する合併施行区間が含まれており、共同事業者間で足並みを揃えて進める事項が多くなっています。事業の進捗状況を把握し、関係機関と連携しながら、適切な対応を検討しています。また、将来、新規に整備する路線についての調査計画も計画調整課が担う業務です。現状の高速道路ネットワークの改善すべき課題・強化の余地を検討し、新規路線の整備に向け、必要に応じて関係機関と連携を図っています。基本的に、デスクワークが中心の部署ですが、時には現地調査も行い検討を進めつつ、社内外の関係者と頻繁に打ち合わせを行っています。

これまでで印象に残っていることは?
当社の事業に対する評価・期待が励みになりました

現部署では、社内でのデスクワークが多いため、社外から評価を受ける機会は少ないですが、そんな中、共同事業者と合同で行った事業評価監視委員会に随行して出席した時のことが印象に残っています。この委員会では、事業の効率性・透明性の向上を図ることを目的に、事業の投資効果や整備効果などを有識者の方々に審議していただいています。私は、この委員会の本番は後ろの席で聴講していたのですが、準備や調整を重ねてきた成果が実を結ぶ瞬間を目の当たりにできたと同時に、委員の先生方から当社の建設事業に対して前向きな評価をいただけたことは、貴重な経験になりました。特に、「簡単な工事ではないと思うが、みんなが待っている高速道路なので、開通を期待している」といった激励の言葉をいただけたことは、自分が日々取り組んでいる業務が社会的に大きな意義があることを再確認でき、モチベーションアップに繋がりました。

この仕事の魅力は何ですか?
会社の過去・現在・未来を一つの繋がりとして考えられること

計画部には、古い文書を保管する棚がたくさんあり、自分が生まれる前に作成された文書を探しに行くこともしばしばあります。先輩たちがどんなことを考えて阪神高速を整備し守ってきたのかを学ぶことで、会社が時代ごとにどの方向を向いて事業を行ってきたのか、過去を知ることができます。高速道路を計画してから実際に事業として進み始めるまでには長い年月を要するため、一見するとゴールが見えにくい部分もありますが、今の自分の仕事の成果が今後の道路整備や新規プロジェクトに繋がっていくのを想像すると、今後取り組むべきことへの解像度が高まるように感じます。

入社してから、一番成長したと感じることは?
若手の頃から積極的に知識や経験を吸収し、自分の言葉で伝える力や度胸が身につきました
入社して最初に配属された神戸建設部湾岸西伸第一建設事業所では橋梁の設計を担当しました。大学でも学んだことのない分野だったため、当初は内容が全く理解できず戸惑うことが多かったですが、基準書の読み込みや先輩・社外関係者の方への質問などを通じて積極的に知識を吸収するように心掛けた結果、いろいろな方に支えていただきながらではありますが、少しずつ理解できるようになりました。中でも、設計コンサルタントとの打ち合わせでは、図面を見ながら説明が行われることが多くあります。図面から実際の構造物を想像するのはとても難しく、現在でも苦手意識がありますが、若手社員で集まって勉強会を開催するほか、現場見学に積極的に参加するなどして、克服できるように努力しています。また、1年目から社内外で説明や質問をする機会が多く、目上の方や社外の方にも自分の意見を、自分の言葉で積極的に伝えられるようになりました。
職場の雰囲気はいかがですか?
有志を募って活動するプロジェクトチームが数多くあります
職場全体が明るく、誰もが気軽にコミュニケーションを取れる風通しの良い雰囲気があります。業務上の話はもちろんのこと、時には、雑談も交えながらチームとして仕事を進めているので、楽しく働きやすい環境だと思います。また、社内には有志を募って活動するプロジェクトチームが多く存在し、様々な課題に対して自ら手を挙げ、積極的に取り組める機会が数多くあります。若手が主体となるプロジェクトも多く、自主性が高い雰囲気があるように感じています。私自身も、昨年まで長大橋の維持管理を考えるプロジェクトチームに参加していました。普段の業務ではあまり接点のない管理(まもる)部門の方々と協力して活動する機会になり、非常に有意義な経験となりました。


大切にしている「当たり前」な習慣やルールはありますか?
いろいろなことに興味を持ち、吸収することを
「当たり前」とするように努力しています
入社4年目となりましたが、日々の業務を進める中で、分からないことや知らないことにぶつかることがまだ多くあります。そんな時は、一人で考え込むより、人と話すことで気づけることがたくさんあると思っていますので、悩みや疑問に思うことは声に出して共有し、解決策を探すようにしています。また、他の人の意見や話に耳を傾けることも大切にしています。いろいろなことに興味を持ち、周りの何気ない会話に聞き耳も立てつつ、新しいものを吸収することを「当たり前」とするように努力しています。

阪神高速でこれからどのような「当たり前」を描いていきたいですか?
便利で快適な阪神高速を日常の当たり前に
将来の阪神高速道路ネットワークが、お客さまにとって「当たり前」に便利・快適にご利用いただけるものとするべく、日々の業務に取り組んでいきます。建設中の新規路線について、事業が円滑に進むよう尽力していくのはもちろんですが、将来的にどのような高速道路ネットワークがあるとお客さまにとってより便利で快適な道路サービスを提供できるのか、若手で考える勉強会にも参加しています。未来の道路づくり、未来のまちづくりに貢献できることが、この仕事のやりがいです。




入社後の経歴
※部署名は当時のものです。
つくる
つくる
神戸建設部 湾岸西伸第一建設事業所(2021)
かんがえる
かんがえる
現在
計画部 計画調整課(2023)
ある日の1日
スライドワーク
9:30
9:30
出社(スケジュールとメールの確認)
10:00
10:00
計画部の若手勉強会に出席。この日は将来の阪神高速の在り方について、意見交換
12:00
12:00
昼食
13:00
13:00
課内会議にて各自の課題を共有
14:00
14:00
部内相談用の資料作成
16:00
16:00
建設部門と建設事業の進捗に関する打合せ
18:00
18:00
退社