
INTERVIEW 05
“お客さまに誠実に向き合う”
まもる / 管理部門
M.Yoshida
神戸管理・保全部
道路管理・環境対策課
2018年入社
外国語学部 外国語学科卒


入社を決めた理由
関西の暮らしを道路インフラで支えたい。その思いと、人の魅力に惹かれて。

大切にしている信念
誠実であること。
現在の仕事内容を教えてください。
地域住民の皆さまが安心して暮らせように高架下の日常的な管理を行っています
神戸管理・保全部道路管理・環境対策課では、阪神高速の神戸地区の高架下利用に関する申請や高速道路付近で工事を行うための協議に対して、道路管理上問題がないかを審査する業務のほか、パーキングエリアや高架下の日常管理業務などを行っています。その中でも、私は、高架下や沿道環境を良好に維持するため、日々の巡視結果に基づいて除草や清掃作業の調整を行うとともに、沿道にお住まいの地域住民の方や他機関への連絡対応を担当しています。高速道路は地域社会と接しており、道路そのものの維持管理だけでなく、周辺環境への影響についても常に配慮する必要があります。さらに、高速道路の騒音や振動のお申し出に対応するとともに、高速道路上での事故により道路構造物を損傷させた方への復旧工事代金の請求事務や逆にお客さまにご迷惑をおかけした際の補償に関するご案内も重要な業務です。

これまでで印象に残っていることは?
引継ぎ内容や現場状況を把握できず、
ご不快な思いをさせてしまったことが
ありました

現部署に異動して間もない頃、沿道にお住まいの方から作業の依頼を受けた際に、作業内容や前任者からの引継ぎ内容を十分に把握できておらず、ご不快な思いをさせてしまった経験がありました。作業内容に対する確認が不十分なまま、地元住民の方への応対をしてしまったことを反省しました。当社ではジョブローテーションにより2~3年に一度のペースで担当者の異動がありますが、地元住民の皆さまはずっと同じ場所で生活されています。真心や誠意を持って臨み、自ら現場に足を運び状況を把握すること、また、地域や沿道にお住まいの皆さまとのより良い関係をしっかりと引き継いで維持することの大切さを実感しました。

この仕事の魅力は何だと思いますか?
高速道路に関する幅広い知識や経験を積み重ねられる点です

現部署に異動して驚いたのは、当社が管理している土地は広く、様々な場所にあるということです。お客さまにとって高速道路と聞いてイメージしやすいのは、普段車で走行される高速道路の本線上だと思います。しかし、高速道路の建設にあたっては、その周辺の土地も必要となる場合があり、開通後も適切に管理していく必要があります。また、現部署は地域に根差しながら、高架下や沿道環境の状況を日々把握できるのはもちろんのこと、事故により損傷した道路構造物や設備がどのような工事で復旧されたのかも確認することができるため、高速道路会社ならではの仕事を通じて、高速道路の本線上・高架下の双方の知識や経験を深めることができています。

入社してから、一番成長したと感じることは?
対話力です
過去に在籍していたお客さまセンターや現部署の道路管理・環境対策課では、ドライバーの方や沿道にお住まいの地域住民の方など、お客さまと直接接する機会が多く、お客さまの疑問や要望を汲み取り、それに対して的確かつスピーディーに回答することが求められます。最初はお客さまと話すことに緊張してしまい、何を答えたらいいのか、どう話したらいいのか全く分からない状態でのスタートでしたが、経験を積むにつれて、話の聞き取り方や分かりやすい伝え方などが身につき、相手に安心感を与えるようなコミュニケーションをとれるようになりました。また、問い合わせを受けた際には、お客さまをお待たせすることのないよう、可能な限り迅速に行動に移すことも心掛けています。これらの経験は社内の関係部署と調整を行う際にも活きていると感じています。
職場の雰囲気はいかがですか?
明るく相談しやすい雰囲気で、のびのびと仕事ができます
仕事だけでなくプライベートの話も含め、密にコミュニケーションをとることで、一体感をもって業務に取り組めています。業務上の一定の判断は私に任せていただいていると同時に、上司のサポート体制にも安心感があるので、責任をもってやりきろうという意識を持っています。また、お客さまセンターに在籍していた際に、14号松原線喜連瓜破橋の架け替え工事が始まりましたが、前例のない長期間の通行止めで、お客さまに与える影響も非常に大きいものでした。お客さまへの影響を最小限とするために、工事部門、営業部門、広報部門などといった関係部署が一丸となり、通行止めの概要や各種料金施策などを十分にご理解いただくための事前広報、お客さまからのお問合せに対する受付体制の整備、工事開始後のお問合せへのご案内などに奮闘しました。この経験を通じて、部署を超えて「お客さまに安全・安心・快適な道路サービスを提供する」という目標に向かって、同じ熱量で協力しながら仕事ができる環境であることを改めて実感しました。


大切にしている「当たり前」な習慣やルールはありますか?
直接コミュニケーションをとることで、思いを伝える
今の時代、連絡をメールで簡単に済ませることもできますが、メールの文章だけでは人柄や思いが伝わりづらい部分があると感じています。特に、初対面の方とは、メールや電話に加え、直接お会いしコミュニケーションをとることで、お互いに安心して関係を構築することができ、仕事もスムーズに進められていると実感しています。面識があったとしても、できるかぎり直接コミュニケーションをとることを意識し、その時の温度感、お互いの思いや感情が伝わるようなやり取りを大切にしながら仕事をしたいと思っています。

阪神高速でこれからどのような「当たり前」を描いていきたいですか?
高速道路を安全・安心・快適に利用でき、安心して暮らせるような「当たり前」の環境を守っていきたい
高速道路をご利用いただくお客さまをはじめ、沿道にお住まいの皆さまのご理解とご協力によって、当社の事業は支えられています。自分の仕事の先には様々なお客さまがいることを常に意識し、その皆さまが高速道路を安全に利用でき、安心して暮らせるような「当たり前」の環境を守っていきたいです。直接お客さまに接する機会が少ない部署でも、自分の仕事がどのように道路サービスの向上に貢献しているか、業務の背景や目的を深く考えた上で業務に取り組む姿勢を持つことが重要だと思います。これからもお客さまに安全・安心・快適な道路サービスを提供できるよう、その意識を忘れずに仕事をしていきたいと考えています。




入社後の経歴
※部署名は当時のものです。
ささえる
ささえる
経理部 資産税務課(2019)
まもる
まもる
営業部 お客さまセンター(2021)
まもる
まもる
現在
神戸管理・保全部 道路管理・環境対策課(2023)
ある日の1日
スライドワーク
9:30
9:30
出社(メールや1日のスケジュールを確認)
10:30
10:30
高架下巡視員と前日の巡視結果に関する打合せ
12:00
12:00
高架下の不法投棄物回収のため現場へ
13:00
13:00
同期と昼食
13:30
13:30
現場担当部署へ高架下における作業を依頼、沿道住民の方へ電話で連絡
14:30
14:30
当月の除草スケジュールや業務上の課題などを課内で打合せ
16:00
16:00
事故により損傷した道路構造物の復旧工事に関する資料確認
18:00
18:00
翌日のTODOリストを作り、退社