CAREER INTERVIEW 06

“理想を図面に、感覚を形に”

まもる / 管理部門

Y.Watanuki

保全交通部 施設管理課 建築担当課長
(兼務)保全交通部 防災・危機管理室担当課長

1996年入社

工学部 建築学科卒

入社を決めた理由

入社を決めた理由

人間的に楽しそうと感じたから。

大切にしている信念

大切にしている信念

特になし(自分を特定の信念や価値観で縛らないよう重要視しない)

入社当時のお話を教えてください。

楽しく自由に何でもできるという話を聞いて

私は、1996年に当社の前身組織である阪神高速道路公団に入社しました。その当時は、道路専業の企業体で建築分野の採用があったのは、当社のほか日本道路公団と首都高速道路公団のみで、会社訪問や社員とお話しする中で業務内容や方針などを研究し、当社に入社することを決めました。とても古い話ですが、説明してくださった社員の方が、本当に楽しく自由に何でもできるといろいろ話をしてくれて、人間的に楽しそうな組織だと思ったことを覚えています。入社当時、私は7号北神戸線を建設する部署に所属していましたが、まだ震災からの復旧中でしたので、同じ社屋に被災した3号神戸線を復旧している部署がありました。神戸・大阪間がまだ通行止めしていたこともあり、周りがすごくバタバタしているという印象がありました。

これまでのキャリアは今の仕事にどう繋がっていますか?

建築分野を幅広く経験するチャンスがあります

私は、入社以来、基本的には建築分野の業務を担当しています。当社は、高速道路事業という極めて特化した分野で事業をしている会社なので、ある意味、事業領域としては狭い会社だと思っていますが、建築分野の担当領域については幅が広いのが特徴です。お客さまがご利用になる料金所やパーキングエリア、事業の重要拠点である社屋や管理基地、空間が巨大な換気所、社員宿舎や社員寮なども含め、当社の建築分野は多種多様な建築物に携わることになり、そこが当社の建築分野の大きな特徴だと思います。多種多様な建築物に関する業務に携わることは、幅広い知識が得られることに加えて、多くの人と話をして経験を深めるチャンスでもあります。また、それらの建築物に対して、企画設計段階から発注工事管理、さらには維持管理まで建築物の一生に関わることができる点も魅力と言えます。業務の中には、定型的な作業もありますが、その中でも現状の仕組みを変えることはできないかと模索しながら、様々な分野に興味を持ち、経験の幅を広げるために挑戦することが大切だと思っています。

仕事をする上で、大切にしていることは?

シンプルに考え、状況に応じて柔軟に対応する

特に、こうあるべきとか、こうでなければならないという特定の信念や価値観に縛られず、状況に応じて柔軟に対応することを大切にしています。仕事をする上で大切にしていることは、「何でもちゃんとやろう」というシンプルなものです。これは自分だけではなく、周りのメンバーにも常に伝えていることです。例えば、ルーチンワークにおいても、なぜそのルーチンがあるのか、どんな背景や目的でその作業が生まれたのかを理解してから仕事に取り組むことで、そのルーチンワークも意味をなすものになると考えます。この「ちゃんとやる」というシンプルな姿勢は、一見当たり前のように思われるかもしれませんが、これを貫くことで、仕事の質も自分自身の成長も確実に積み重ねられるものだと感じています。

ジョブローテーションを経験して、どんなことを感じていますか。

環境が変わることで新たな知識が広がり、大きな
成長のきっかけになります

若手の頃は2~3年ごとに異動があり、その度に新しいことを覚える必要があることや引継ぎによる作業の遅延を感じる場面も多く、「なぜこうなっているのだろう」と疑問に思うこともありました。当時の私は、変化に対する労力を後ろ向きに捉えていたのだと思います。しかし、2、3回異動を経験するうちに、ジョブローテーションという制度は、引継ぎによる業務の整理や今までと異なるメンバーが配属されることによる新たな考え方や議論などを通じ、会社や個人が成長できる非常に重要な仕組みであると理解することができるようになりました。現在の管理職という立場は、今までのジョブローテーションを通じた経験で成り立っているものと思います。ジョブローテーションは、短期的には効率が落ちることもありますが、長期的には大きな成長のきっかけを生む重要な要素だと考えています。

この仕事の魅力は何ですか?

全体を把握し、全部できることが大きな強みと感じています

高速道路本体を建設する土木分野は、事業を進めるにあたり、企画・設計や積算など大きく4つほどのセクションに分かれ、さらに現場や維持管理プロセスなどの事業進捗ごとに関わるセクションが多く、それぞれが連携・調整しながら業務を進めることになります。それに対して、建築、電気・電子・通信、機械の3つのラインが含まれる施設分野は、分野内のセクションごとの分業化が少なく、1つの部署で全セクションを担当する傾向があり、特に建築分野に関してはそれが大きな強みだと感じます。複数セクションに分かれている分野では、担当セクションに注力できる面白さや確実に次のセクションに引き継ぐという調整やバランスをとる難しさがありますが、建築分野では、建物新築から維持管理に繋がる全てのセクションに関わることが多いため、事業全体を把握する面白さとコントロールする難しさ、最後までやり切れる達成感が魅力であると感じています。

日々の業務でどのようなことがモチベーションの源になっていますか?

モチベーションに頼らず、適度な力加減でバランスを

趣味ならば、モチベーションにある程度の幅があると思いますが、仕事をする上では、常に一定のモチベーションを保って全ての業務を仕上げていくべきだと考えています。仕事の内容によっては、やっていて面白いと感じるものもありますが、面白いからといってやり過ぎてしまうと趣味の領域に入ってしまいます。仕事である以上、面白いと感じるか否かに関わらず、どの仕事も同じレベルの成果になるように心掛けています。これは、組織のマネジメントにおいても同じで、同じプロジェクトのメンバーにもそのようなモチベーションコントロールをお願いしています。

キャリアを積む中で描いている(つくっている)「当たり前」とは?

建築とは「理想の家」的なものを図面化し、作り上げ
るもの

建築は“衣食住”の“住”にあたるところなので、仕様や数値以上に個人の感覚が大事だと思っています。これは個人が漠然と考えている「理想の家」的なものを図面化し、作り上げることであり、言語化が難しい理想を具現化するには何度も話し合うことが重要だと考えています。また、「出来ない」と伝えることは簡単で一般的には大事なことですが、それは理想に対する具現化の方法が間違っているだけではないのか、その人の理想を自分が理解しきれていないだけではないかと常に自問しています。「こういう方法であれば理想が叶うんじゃないですか?本当に実現したいことはこういうことですか?」と失敗はあっても不可能はない精神でこれからも仕事をしたいと考えています。

Y.Watanuki

Y.Watanuki

保全交通部 施設管理課
建築担当課長(兼務)保全交通部
防災・危機管理室担当課長

入社後の経歴

※部署名は当時のものです。

つくる

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神戸第一建設部 施設課(1996)

まもる

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大阪管理部 施設課(1998)

つくる

つくる

大阪建設局 総務部 用地調査課(2001)

まもる

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保全施設部 施設課(兼)人事部 厚生課(2003)

まもる

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保全施設部 施設管理グループ(兼)人事部厚生グループ(2005)

つくる

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建設事業部 不動産管理室用地調査グループ(兼)建設事業部 工事調整グループ(2006)

まもる

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大阪管理部 施設保全グループ(2007)

まもる

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大阪管理部 施設保全課 主任 (2009)

つくる

つくる

建設事業本部 施設課(兼)大阪建設部 淀川左岸線建設事務所 主任 (2010)

つくる

つくる

大阪建設部 淀川左岸線建設事務所 主任 (2011)

まもる

まもる

大阪管理部 施設保全課(兼)大阪管理部 環境対策課 課長代理(2013.7)

出向

出向

阪神高速技研株式会社 企画部 (2013.12)

まもる

まもる

保全交通部 施設管理課(兼)総務人事部 防災・危機管理室 課長代理(2016)

まもる

まもる

管理企画部 施設保全課 課長代理(2019)

まもる

まもる

保全交通部 施設管理課 建築設備担当課長(2021)

まもる

まもる

保全交通部 施設管理課 建築担当課長(2023)

まもる

まもる

現在

保全交通部 施設管理課 建築担当課長(兼)保全交通部防災・危機管理室 担当課長(2024)

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