
CAREER INTERVIEW 03
“どんな仕事もプロとしての自覚と責任感を”
まもる / 管理部門
A.Tabata
(出向)阪神高速技術株式会社
技術マネジメント部
部長
1995年入社
工学部 土木工学科 修了


入社を決めた理由
港大橋に憧れて。関西拠点で転勤がないことも決め手。

大切にしている信念
プロとしての自覚を持ち、
責任感を持って取り組むこと。

現在の仕事内容を教えてください。
グループ会社に出向し、阪神高速道路の点検・診断・補修を一括管理体制で実施しています
阪神高速のグループ会社である「阪神高速技術株式会社」へ出向し、阪神高速道路の点検から診断・補修までの維持管理を一括管理体制で実施しています。阪神高速技術(株)は、多種多様な道路構造物や施設・設備に対して、絶えず安全・安心・快適な状態に保ち続ける「道路守り(みちもり)」としての使命があります。私は中核的部署である技術マネジメント部の部長に着任し、年々増加する損傷に対する効果的な補修戦略の立案や現場ニーズに応じた実効性のある技術開発、現場マネジメント人材の育成、工事や業務の契約、工事用車両の調達・運行管理など、一歩進んだ先進の維持管理の実現に向けて5つの課を総括しています。
これまでのキャリアは今の仕事にどう繋がっていますか?
幅広い経験を積む中で、技術的な専門性だけでなく、人間力とリーダーシップが身につきました
高速道路の建設・管理という社会インフラを支える重要な仕事に携わってきた経験は、私にとって大きな財産です。技術開発からプロジェクトマネジメントまで幅広い経験を積む中で技術的な専門性だけでなく、人とのコミュニケーション能力やリーダーシップも身につけることができました。管理職になってからは、技術者としての経験を活かしつつ、部下一人ひとりの成長をサポートし、組織全体の目標達成を目指しています。技術的な課題解決はもちろん、部下たちのモチベーションを向上させ、チームワークを強化することも重要な役割だと考えています。また、経営層の意図を的確に捉え、組織全体の戦略に貢献できるよう、常にアンテナを張り巡らせています。


これまでで印象に残っていることは?
チーム一丸となってプロジェクトに取り組み、目
標を達成できた喜びが大きな自信に
最も充実感を感じたのは、14号松原線喜連瓜破橋の架け替え工事です。当時、私は現場責任者として大阪保全部改築・更新事業課長を拝命しました。万博開催までの厳しいスケジュールの中、長居公園通りという主要な一般道路の交通を遮断せずに工期を短縮するために、高速道路を約3年間通行止めにして空中で橋梁を解体撤去するという画期的な方法を提案しました。この提案は、学識者や関係自治体などから広くご意見を伺い、施工方法や交通影響対策など検討を重ねて了承されました。工事の調達から設計、関係者との協議、地元住民の皆さまへの説明など多様なステークホルダーと調整し、チーム一丸となって取り組んだ結果、見事工事に着工できたことは私にとって生涯忘れられない経験となりました。また、目標を達成できた喜びは私にとって大きな自信となり、今後のキャリアを後押ししてくれました。

今までの経験はすべてご自身の希望によるものですか?
ジョブローテーションを通じて専門技術を習得しながら、自分らしい働き方を築いてきました
これまでのキャリアは、一貫して自分の希望に沿って歩んできたというよりは、会社でのジョブローテーションにおいて様々な部署や業務を経験する中で、自分にとってのやりがいを見つけてきた過程だと考えています。特に、ジャンクション建設や老朽化した鋼橋の維持管理に関する研究開発に参画したことで専門的な技術力を習得することができたことは、私にとって大きな成長の機会となりました。これらの経験を通じて、私は自分の強みや適性を理解しながら仕事に対するモチベーションを高めてきました。一方で、結婚・出産・育児というライフステージの変化の中で、働き方についても様々な選択肢を模索してきました。その中で現在の働き方を見つけることができ、仕事と家庭の両立をしながら、自分らしいキャリアを築いてきたと感じています。
日々の業務でどのようなことがモチベーションの源になっていますか?
部下や同僚とのコミュニケーションです
日々の業務の中で様々な課題に直面することが多くありますが、物事の本質を見極め、柔軟に対応し、粘り強く解決策を考え、実行できた時に大きなやりがいを感じています。仕事は一人で完結するものではなく、多くの人との関わりの中で成り立っています。そのため、私のモチベーションの源泉の一つは、部下や同僚とのコミュニケーションです。お互いを尊重し、熱意や思いをしっかり相手に伝え、協力し合うことが大切であると考えています。相手の立場に立って考え、目標に向かって進んでいくことができるような人間力を発揮できる存在でありたいと思っています。また、部下一人ひとりがやりがいを持って仕事に取り組み、満足できる成果を上げられるような環境づくりも重要な役割だと考えています。


キャリアを積む中で描いている(つくっている)「当たり前」とは?
専門技術力とマネジメント力を合わせ持つプロフェッ
ショナル人材であること
偉大な先輩方から多くを学び、その姿勢を参考にしながら、様々なプロジェクトを通じて自身の成長と技術研鑽に努めてきました。私の描くキャリアにおける「当たり前」は、どんな仕事でもプロとしての自覚を持ち、責任感を持って取り組むことです。そのため、常に目標を明確にして、効率的に仕事を進めることを心がけています。現在は管理職の立場ですが、技術者としての基礎を大切にし、常に新しい知識やスキルを習得していく姿勢は忘れません。後進の育成にも力を注ぎ、組織の持続的な成長に貢献したいと考えています。

メッセージをお願いします
変化を恐れず、新しいことに挑戦し、進化し続ける組織です
社員の意見やアイデアを尊重し、やりたいことや希望をしっかりと叶えられる環境が整っています。現在、当社の事業は非常に多岐にわたり、建設、更新や維持管理など、どれも重要でやりがいのあるプロジェクトが豊富にあります。建設業界や当社に興味がある方には、「社会貢献に繋がり、やりがいを感じながら、自分らしい働き方ができます」と自信を持って言えます。





入社後の経歴
※部署名・役職名は当時のものです。
つくる
つくる
大阪第一建設部 設計課(1995)
まもる
まもる
湾岸管理部 保全課(1997)
まもる
まもる
保全施設部 保全技術課(1999)
育児休業
かんがえる
かんがえる
計画部 交通環境室(2002)
育児休業
まもる
まもる
湾岸管理部 調査設計課 係長(2004)
かんがえる
かんがえる
技術部 技術開発グループ 係長(2007)
つくる
つくる
建設事業本部 建設技術課(兼)技術部技術開発課 係長(2009)
かんがえる
かんがえる
技術部 技術開発課 課長代理(2011)
かんがえる
かんがえる
技術部 大規模修繕・更新技術推進室 課長代理(2014)
まもる
まもる
保全部 保全設計課 担当課長(2015)
つくる
つくる
大阪建設部 設計課 担当課長(2017)
まもる
まもる
管理企画部 保全事業統括課 リニューアル事業担当課長(2019)
まもる
まもる
大阪保全部 改築・更新事業課 課長(2020)
かんがえる
かんがえる
技術部 技術推進室 室長(2022)
出向
出向
現在
阪神高速技術(株) 技術マネジメント部 部長(2024)
その他インタビュー
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