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次の50年への取り組み

老朽化・長寿命化対策の推進

構造物の長寿命化

既設鋼床版の疲労耐久性向上(SFRC施工) 既設鋼床版の疲労耐久性向上(SFRC施工)

既存の阪神高速道路を長寿命化するためには、道路構造物の腐食・疲労・劣化問題に対する維持補修・予防保全対策を積極的に講じることが必要です。そのために、塗装塗替技術の高度化、鋼床版亀裂の効率的な検出方法等、鋼橋の防食・疲労対策技術や、ASR(アルカリ骨材反応)対策や塩害・中性化劣化対策等、コンクリート構造の長寿命化技術などの開発・実用化を目指すとともに、従来の対策では永続的な使用が困難なものに対しては今般策定した阪神高速道路の更新計画に基づき、道路構造物の高齢化に対応します。

維持管理の効率化

維持管理サイクル

効率的、戦略的な維持管理を遂行するため、維持修繕計画策定を支援するH-BMSや維持管理サイクル(計画~実施~評価~改善)を支援するロジックモデル※※などのツールの高度化を通して、継続的、自立的改善が図られる業務プロセスを構築するとともに、適正管理のための指標や明確な管理水準を設定し、長期的な維持管理計画を策定します。また、機械設備遠隔監視システムを改修し、トンネル換気・防災設備や路面排水設備等の監視作業を効率化するなど、既存システムの改修による維持管理の効率化を図っています。

※阪神高速道路橋梁マネジメントシステムの略称。点検や補修データからの定量的根拠に基づき道路構造物の損傷発生傾向を推測し、維持修繕計画の策定を支援するためのツール。

※※成果としてのアウトカム指標とそれに結びつくインプット、アウトプットを体系的に整理した業務評価モデル。

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