よくあるご質問

工事概要

Q1.主な工事の内容は？

A1.経年劣化に伴う老朽化と大型車から繰り返し受ける負荷により損傷している玉出入口の鉄筋コンクリート床版（ＲＣ床版）を、軽量で高強度のプレキャストＰＣ床版に取り替え、現在の基準を満たすレベルまで健全性を引き上げます。

Q2.リニューアル工事とは？

A2.阪神高速は、全体の約６割が開通から３０年以上経過しています。また、交通量は1日75万台におよび、大型車両の混入比率も高く、構造物の老朽化や劣化対策は急務であります。そうした中で高速道路の健全性を永続的に確保し、高速道路ネットワークの機能を将来にわたり維持していくために抜本的な対策が必要です。その大きな柱として「高速道路リニューアルプロジェクト（大規模更新・修繕事業）」に取り組んでいます。
このリニューアルプロジェクトの一環として実施する工事を「リニューアル工事」と呼んでいます。

入口閉鎖について

Q3.なぜ玉出入口を閉鎖するのか？

A3.玉出入口のＲＣ床版は、これまでに鋼板による補強を実施していましたが、詳細な調査を行ったところ、ＲＣ床版内部にひび割れが多数発生し、損傷が玉出入口の床版全域に及んでいること、補強した鋼板とＲＣ床版の間に隙間が発生し、十分な補強効果を発揮していないことがわかりました。このような状況において損傷が進行した場合は、舗装が陥没するおそれがあることから、抜本的な対策工事として床版を取り替えることとしました。
床版とは舗装の下のコンクリート製の床のことで、取替のために撤去してから復旧するまでの間、車両が通行することが不可能となります。そのため、お客さまにはご迷惑をおかけしますが、玉出入口を閉鎖して工事を実施することとしました。

Q4.玉出入口以外のＲＣ床版取替は行うのか？

A4.玉出入口以外の既設ＲＣ床版取替の必要性については、現在検討中です。

Q5.入口の閉鎖期間は？

A5.平成30年7月10日（火）午前6時～平成30年度11月上旬（約4か月間）です。
開放日時は決まり次第、本サイト、道路情報板、道路情報ラジオなどでお知らせします。

Q6.なぜ4か月も必要なのか？

A6.玉出入口は狭隘であり、現場搬入できる重機の大きさや、撤去・設置する床版等のブロックの大きさに制限があり、１ブロックを小さく区切る必要があります。
昼間夜間ともに作業を行いますが、夜間については大きな音の出る作業を抑制するため、作業内容に制約が生じます。以上を考慮し工程調整を行った結果、およそ４か月を要することとなりました。

う回ルートについて

Q7.う回ルートはどのように考えているのか？

A7.う回ルートにつきましてはこちらをご覧ください

沿道環境について

Q8.工事における環境への配慮は？

A8.桁の上フランジ部分のコンクリート床版を撤去するためには、通常は人力によるはつり作業が必要でしたが、今回は桁の上フランジ部分の撤去にワイヤーソーを使用することにより粉塵や騒音が抑制され、周辺環境にやさしい工事が可能となると共に工程短縮にも寄与します。

Q9.閉鎖期間中、夜間の工事は実施するのか？

A9.夜間については、大きな音の発生が伴わない搬入搬出等を中心とした作業を行うこととし、騒音対策も併せて実施する予定です。