工事について
玉出入口のRC床版は、これまでに鋼板による補強を実施していましたが、詳細な調査を行ったところ、RC床版内部にひび割れが多数発生し、損傷が玉出入口の床版全域に及んでいること、補強した鋼板とRC床版の間に隙間が発生し、十分な補強効果を発揮していないことがわかりました。このような状況において損傷が進行した場合は、舗装が陥没するおそれがあることから、抜本的な対策工事として床版を取り替えることとしました。
床版の取り替えは、玉出入口を閉鎖して、遮音壁や壁高欄、舗装を撤去した後、既設の床版をワイヤーソー工法等を用いて撤去します。その後軽量かつ、高強度のプレキャストPC床版や今回新たに開発したUFC床版を設置し、遮音壁、舗装などを復旧して玉出入口を開放します。