阪神高速道路で行く! 感動の夜景15選
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 大阪平野部を縦横無尽に走る阪神高速道路は、私たちをいとも簡単に夢の世界へと誘ってくれる。 都市夜景、工場夜景、郊外夜景、湾岸夜景…など、数多の夜景に出会えるが、やはり大阪の夜景を代表する大パノラマがいい。とりわけ、五月山は阪神高速11号池田線・川西小花出口から10分もかからずに「五月山ドライブウェイ」にアプローチ可能だ。 五月山は池田市のほぼ中央部に位置する標高315.3メートルの山。園内は桜やツツジ、紅葉の名所として知られる。さらに動物園や植物園も充実しているが、景色を楽しむとなるとなんといっても夜景が見事だ。この315.3メートルという高さにもその理由がある。全国の夜景名所である長崎の稲佐山や北海道の函館山と標高がほぼ同じ。生駒山や六甲山系よりは低いが、300メートル前後の高さこそ、濃霧発生の影響を受けづらい年間の夜景鑑賞確率を上げてくれるのだ。せっかく見に行くのだから、やはり可視確率は高ければ高い方がいい。 さて、五月山には、ライトアップされたビッグハープが鑑賞できる「秀望台」が定番で、料金所から一番近い展望台。大阪平野部の大パノラマを存分に堪能可能だ。一方、「日の丸展望台」もお薦めだが、できれば「五月平展望台」も立ち寄りたい。「日の丸展望台」の駐車場に車を止め、遊歩道を5分程度歩くと辿り着く。若干夜景が遠い印象を受けるが、穴場としての価値は高い。ただ、伸びゆく阪神高速道路をはじめとするゴージャスな都市夜景を感じたいなら「秀望台」が必須と言える。天空の星々をひっくり返したような夜景は、インスピレーションやイマジネーションが湧き出るもので、カップルのみならず万人を癒しの世界へ導いてくれるだろう。Prole1965年生まれ。立教大学社会学部観光学科卒。1992年『東京夜景』上梓後、日本でも唯一無二の夜景評論家として本格的活動を始める。夜景に関する著書は50冊以上。「夜景検定」「イルミネーション検定」総監修を務める。夜景評論家・夜景プロデューサー・イルミネーションプロデューサー丸々もとおMotoo Marumaru(大阪市内方面から)阪神高速11号池田線 川西小花出口から約10分 Access住大阪府池田市綾羽2丁目時5:00~22:00(五月山ドライブウェイの通行可能時間)休なし料五月山ドライブ ウェイ通行料 300円(普通車)☎072-752-7082(池田市緑のセンター)駐あり(無料)Data五月山秀望台五月山公園市立総合体育館茶臼山公園五月山ドライブウェイ阪神高速99猪名川173176176川西小花出入口池田木部出入口五月山公園前1 877 61705

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