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中央道笹子トンネル天井板崩落事故を踏まえた緊急点検の実施について

平成24年12月3日
阪神高速道路株式会社

 阪神高速道路では、中央道笹子トンネル天井板崩落事故を踏まえ、笹子トンネルと類似の構造を有するトンネルの緊急点検を実施します。
 本日(12月3日)緊急点検を開始し、12月7日(金)までに点検を完了させます。

 阪神高速道路における、笹子トンネルと類似の構造を有するトンネルは、31号神戸山手線 神戸長田トンネルの上下線の一部及び32号新神戸トンネル 新神戸トンネル下り線(北行き線)の非常駐車帯部です。

 神戸長田トンネルの天井板は、吊り材に加えて、フェールセーフ機能として、天井板の落下防止対策のワイヤーが設置されています。

 新神戸トンネル下り線(北行き線)の天井板は、トンネル側壁と一体構造になっております。道路幅の広い非常駐車帯部のみ,天井板を支持する吊り材が設置されています。
 なお、新神戸トンネル上り線(南行き線)のトンネルには、天井板は設置されておりません。

つり形式の天井板を有するトンネル

31号神戸山手線   神戸長田トンネルの上下線の一部
32号新神戸トンネル 新神戸トンネル下り線(北行き線)の非常駐車帯部

トンネル位置図

トンネル延長および天井板の設置延長

神戸長田トンネル下り線(北行き線) 3.9kmのうち、天井板2.1kmの区間
神戸長田トンネル上り線(南行き線) 3.4kmのうち、天井板2.3kmの区間

神戸長田トンネルには、吊り材に加えて、フェールセーフ機能として、天井板の落下防止対策のワイヤーが設置されています。

新神戸トンネル下り線(北行き線) 7.8kmのうち、天井板0.2kmの区間 (非常駐車帯部のみ:5箇所)

拡大図

新神戸トンネル天井板は、トンネル側壁と一体構造になっております。
道路幅の広い非常駐車帯部のみ、天井板を支持する吊り材が設置されています。

【参考】 新神戸トンネル下り線(北行き線) 7.8kmのうち、4.6kmの区間

新神戸トンネル下り線(北行き線)断面図 【標準部】