縦目地の解消工事
拡幅部の主桁を取り換え、道路の縦目地を解消
騒音をなくし、走行性を快適に
阪神高速16号大阪港線・阿波座付近は、13号東大阪線と1号環状線から神戸方面や天保山方面へ向かう交通の分合流部です。
1997年には渋滞対策のため車線を3車線から4車線へ拡幅しましたが、路下の制約により新設桁専用の橋脚が必要となり、桁の境目には縦目地が設けられました。その後、縦目地の損傷によって騒音などの不具合が長年続いていました。
これを根本的に解消するため、2022年から約2年かけて主桁の取り替え工事を実施。既設橋脚に合わせて支持点を統一し、新旧桁のたわみ差を解消することで縦目地を撤去し、走行性と静音性の大幅な向上が図られました。

大型クレーンによる橋桁の撤去