港大橋の地震対策として採用された
床組免震と耐震ブレース

免震と制震で安全性を強化

港大橋では、地震時の揺れを吸収するために床組免震構造を採用しました。床組が主構から独立して横滑りできるよう免震支承を設置し、揺れを分散します。さらに、制震ブレースにより橋の骨格が座屈せず地震エネルギーを吸収。万一の落橋を防ぐフェールセーフ構造も備え、安全性を高めています。
2009年には東神戸大橋、2010年には天保山大橋の2つの長大橋においても、免震・制震をコンセプトに地震対策を実施。東神戸大橋については、「縦置きサンドイッチ型積層ゴムダンパー+ケーブル」が取り付けられ、天保山大橋においては、塔下部の斜材と水平梁が交わる接合部(ガセット部)に「せん断パネルダンパー」が設置されました。

港大橋の地震対策として採用された床組免震と耐震ブレース

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