重要テーマ5 関西の発展に貢献し,地域・社会から愛され信頼される阪神高速を目指して海外事業を通じた国際貢献

過去の豊富な経験を活かし、さまざまな国の課題解決に取り組んでいます。

国際コンサルティング事業の展開

開発途上国が抱える課題の解決に協力する国際コンサルティング事業を積極的に展開しています。これまでにアジアおよびアフリカを中心とした計8カ国を対象に、道路・橋梁維持管理や道路用地取得などの分野において業務を実施し、高評価を得ています。

Ninja-tech技術移転および構造物維持管理技術支援(モロッコ)

特殊高所技術1級資格の取得

技術交流に関する覚書の締結先であるモロッコ国営高速道路会社に対し、構造物維持管理マニュアルの策定支援および、(株)特殊高所技術との協働による特殊高所技術(Ninja-tech)を用いた橋梁点検の技術移転を行い、同国における道路インフラ維持管理技術の向上に寄与しました。

モンバサ港周辺道路開発にかかるコンサルタント業務(ケニア)

現地での法面防護工維持管理技術セミナーの様子

円借款事業により整備が進められているケニア国・モンバサ港周辺道路を対象に、道路法面構造物の維持管理に関する技術移転、軸重計測装置※設置に関する施工管理を行い、現地道路管理機関の技術力向上を図りました。

路面上で車両の1本の車軸にかかる重さ(軸重)を計測する装置

専門家派遣、研修などを通じた国際協力

海外の技術者の研修

過去よりJICAを通じて開発途上国へ社員を派遣し技術指導を行っています。現在もケニアに長期専門家を派遣し、道路関係機関のメンテナンス能力強化に取り組んでいます。また、タイ、カンボジア、モロッコ、中国の道路関係機関とは技術協力などに関する覚書を締結し、技術者の相互派遣や研修などで交流を深めています。
2018年度には、海外の政府・道路関係機関職員、学術研究者など、29カ国・のべ約170名に対し、道路維持管理、環境社会配慮に関する研修等を行いました。

VOICE 国際協力担当者の声

技術部国際室
大谷 哲矢

培った国際経験を、関西の力に。

国際協力事業に携わるうえで大切にしていることがあります。相手の立場に立ったうえで、自身の考えや情報を正確に伝えるということです。これは一見当たり前のことですが、言葉や宗教はもちろん社会制度や商慣習といった一般常識が異なる海外の方といざ話をしてみると、相手の理解を得る難しさに戸惑う場面があります。研修生の受入や技術交流では、ニーズにあわせて阪神高速の知見やノウハウを正確かつ根気強く伝えることが現地カウンターパートの方々と信頼関係を築くうえで欠かせません。ありがたいことに当社には海外の道路関係機関から高い期待が寄せられていると肌で感じています。この期待に沿えるよう日々の業務に邁進すると同時に国際協力の場で得た経験を国内での業務に活かしたいと思います。