重要テーマ4 お客さまや社会に満足をお届けする多彩なビジネスを展開する阪神高速を目指して国際事業推進による海外インフラシステム輸出への貢献

50年以上にわたる高速道路の建設・運営・管理に関する豊富な経験を生かし、世界各国の社会インフラに係る課題解決をお手伝いしています。

関連するSDGsの目標
  • 1:貧困をなくそう
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 9:産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 12:つくる責任つかう責任
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう

国際コンサルティング事業

建設中のモンバサ南バイパス
(ケニア)

開発途上国における道路ネットワークの課題を解決するため、インフラ整備需要が高まっているアジア・アフリカなどの各国を対象に、道路・橋梁の維持管理、環境社会配慮などの分野において国際コンサルティング事業を展開し、持続的な社会・経済発展に貢献しています。
ケニアでは、10年以上にわたる道路維持管理への技術協力により、全国の道路状況が改善し、現地で高く評価されているほか、モンバサ地区の長大橋や港湾周辺道路の建設といった円借款事業に参画しています。

モロッコ人技術者への特殊高所技術の資格取得研修

モロッコでは、国営高速道路会社と技術協力覚書を締結し、橋梁点検技術を保有する株式会社特殊高所技術と協働することで、特殊高所技術(NinjaTech)の普及と、現地点検員の育成に力を入れています。
また、チュニジアでは円借款により建設されたエクストラドーズド橋の維持管理能力強化、エチオピアでは軸重計運用維持管理に関わる能力強化を行うなど、それぞれの国にあわせた技術支援に取り組んでいます。

専門家派遣、研修などを通じた国際協力

ケニアへの長期技術専門家派遣

長年、JICAを通じ開発途上国へ技術専門家として社員を派遣し、現地での技術移転を行っています。2010年より、阪神高速の社員がケニアの長期専門家として道路関係機関のメンテナンス能力強化に従事しており、現地から高い評価を得ています。
また、例年は世界各国より多くのお客さま・研修生が当社を訪れていますが、コロナ禍において渡航が難しいため、現在はオンライン会議システムを活用し、交流を続けています。

【VOICE】 タイ高速道路公社との協力関係

タイ高速道路公社
研究開発部長
Thepparit
Ruttanapunyagorn

私たちタイ高速道路公社と阪神高速道路株式会社は、2010年に覚書を交わして以来、固い絆で結ばれて今日に至っています。この間、多くの社員が両国を行き来し、その交流は成功を収めてきました。
さらに、コロナ禍で直接会うことができないこの2年間においても、2020年6月と2021年9月の2度にわたってオンラインによるミーティングを開催し、強固な関係を継続してきました。2022年においても、こうした交流を続けていきたいと考えております。
私たちはこれまで技術・文化の双方において、公私にわたり互いに多くのことを学んできました。タイと日本の両国に通じる偽りのない謙虚な気持ちで、このつながりに感謝の意を表します。そして、12年の交流を経て、「同僚」の枠を超え、「友人」となった我々の絆を祝福したいと思います。