重要テーマ3 世界水準の卓越した都市高速道路技術で発展する阪神高速を目指して技術力・ノウハウの持続的なイノベーション

産官学が連携してイノベーションを目指します。

非破壊検査技術の開発

NEXCO西日本とともに、京都大学に「インフラ先端技術共同研究講座」を開設し、最先端の非破壊検査技術の開発を進めています。

アンカーボルトを活用した検査技術の開発

開通後40年以上経過した一部の鋼板接着補強床版では、大型車両の繰り返し走行による疲労により、コンクリートの砂利化や内部ひび割れなどの損傷が発生していますが、鋼板が接着されているため、内部の劣化状況が把握しづらいという課題があります。
このため、鋼板接着補強時に設置するアンカーボルトを活用してコンクリート床版のひび割れなどを発見し、健全性を評価できる非破壊検査技術の開発に取り組んでいます。

鋼板接着補強床版
アンカーボルトセンシングのイメージ図

UFC道路橋床版の開発と実用化

阪神高速道路では、大型車の繰り返しの走行の荷重によって、コンクリート床版のひび割れや鋼床版の金属疲労き裂が顕在化しています。
このため、軽量で耐久性の高いコンクリート系の道路橋床版の開発を目指して共同研究を行い、2011年、日本で初めて超高強度繊維補強コンクリート(UFC:Ultra High Strength Fiber Reinforced Concrete)を使用した道路橋床版を開発しました。
UFC床版は、従来のRC床版よりも軽量なため、橋梁全体としてコスト縮減が可能です。また、耐久性が高く、管理費用も含めたライフサイクルコスト(LCC)の面でも優れており、新設だけでなく、既設の床版の取り替えにも採用できます。
土木学会技術評価委員会で安全性および使用性について評価証を取得しており、西船場ジャンクション事業(信濃橋入路)でワッフル型のUFC床版の採用を予定しています。

コミュニケーション型共同研究による技術開発

企業などの保有する技術が、阪神高速グループが抱える課題解決に役立つか、相互の技術の融合で新たな価値が生み出せるかを議論(コミュニケーション)したうえで、有意義な成果が期待される場合に共同研究を行う「コミュニケーション型共同研究」を実施しています。
ニーズへの適用性の検討やニーズに応じたさらなる研究開発と実用化に向けた実装、試作、試験施工などに取り組んでおり、特許の取得も視野に入れています。