重要テーマ3 世界水準の卓越した都市高速道路技術で発展する阪神高速を目指して技術力・ノウハウの持続的なイノベーション

産官学が連携してイノベーションを目指します。

関連するSDGsの目標
  • 9:産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう

新たな価値を創造する新技術開発

Webツールによるコミュニケーション型
共同研究公募相談会の様子

企業などが保有する技術(シーズ)が、阪神高速グループの抱える課題(ニーズ)に対応するか、あるいは相互の技術融合により新たな価値が生み出せるかを議論(コミュニケーション)したうえで、有意義な成果が期待される場合に共同研究を行う「コミュニケーション型共同研究」の公募相談会を春と秋の年2回開催しています。
これまでにコミュニケーション型共同研究により新たに開発した技術には、浸透型床版防水工法技術や急速施工技術などがあり、特許を取得しているものもあります。近年はコロナ禍においてもWebツールを有効活用し、実績を重ね、2021年からは試験施工のみの応募も受け付けています。
今後もニーズへの適用性の検討やニーズに応じたさらなる研究開発と実用化に向けた実装、試作、試験施工などに取り組んでいきます。

高じん性鋳鋼を用いた支承部損傷制御装置の開発

高じん性鋳鋼を用いた支承部損傷制御装置「DCストッパー®」は、右図のように既設橋の支点部(支承)の耐震補強に使用する⽔平⼒分担装置です。大規模な地震が発生しても支承を護り、また仮に支承が壊れたとしても地震により橋桁に作用する⽔平⼒に対して確実、かつ粘り強く抵抗することができます。「DCストッパー®」は阪神高速と日本鋳造株式会社が共同で開発を進め、2021年7月には特許を取得しています。

高じん性鋳鋼を用いた支承部損傷制御装置「DCストッパー®

【VOICE】 国土技術政策総合研究所主催の官民共同研究への参画~自動運転の普及拡大に向けて~

保全交通部
交通技術課
山口 樹

阪神高速は自動運転社会の実現に向けて、2015年より国土技術政策総合研究所(国総研)主催の官民共同研究に参画しています。2021年度は、高速道路での合流時における自動運転走行支援システムの検討に関与し、国総研試験走路での実走実験に至りました。また、合流支援システムの研究と並行して2021年10月より、自車位置特定補助に関する研究、先読み情報に関する研究も開始しました。高速道路の維持管理を担う会社として、区画線や路面標示の整備により自動運転車の自車位置特定を補助したり、車両単独では検知できないトンネル部前方の情報など(先読み情報)を車両に提供することで、自動運転車が安全に走行できるよう支援していく必要があります。今後も自動運転の普及拡大に向け、官民共同で研究に取り組んでまいります。