重要テーマ1 最高の安全と安心を提供する阪神高速を目指して「高速道路リニューアルプロジェクト」ー大規模更新・大規模修繕の実施ーの取り組み

「高速道路リニューアルプロジェクト」
-大規模更新・大規模修繕-の取り組み

いつまでも「安全・安心」に道路をご利用いただくため、点検、更新、維持、修繕に総力をあげて取り組みます。

さらなる長寿命化を目指す高速道路リニューアルプロジェクト

路線開通からの経過年数

阪神高速道路は、営業開始から50年以上が経過し、2019年4月現在、総延長約250kmのうち、約4割(約100km)が開通から40年を超えています。
また、交通量は、1日約72万台と非常に多く、大型車も一般道路に比べて多く、過酷な使用状況にあります。
高速道路は、橋梁・トンネル・舗装・ジョイント(橋の継ぎ目)をはじめとする道路構造物だけでなく、照明や排水設備といった付属構造物、電気通信施設、トンネル換気などの機械設備、パーキングエリアや料金所といった建築設備など、多くの施設で構成されています。
阪神高速道路では、すべての構造物や設備を対象に日々の点検と定期点検、さらに点検結果を基にした維持補修を着実に行っていますが、繰り返し補修しても抜本的な改善に至らず、全体的・部分的に取り替えが必要な箇所が存在します。
そこで、これまで培ってきた技術力を活用して、長寿命化に向けた抜本的な対策を行うため、2015年度から高速道路リニューアルプロジェクトを実施しています。

これまでの取り組み

高速道路リニューアルプロジェクトの初年度である2015年度には、11号池田線・13号東大阪線で、コンクリート橋梁の中に組み込まれている高強度な鋼材の腐食対策として、新たな鋼材による外ケーブル補強工事を開始しました。
また、2016年度からは、4号・5号湾岸線を中心に、鋼床版のき裂対策として鋼繊維の入ったコンクリートを使用したSFRC舗装による補強を大規模に実施しています。
2018年度は、15号堺線玉出入口で、大型車の繰り返し荷重によって陥没や内部ひび割れが発生したコンクリート床版の更新対策として、日本初の平板型UFC床版への取り替えなどを実施しています。

PC桁の外ケーブル補強
平板型UFC床版への取り替え

堺線・西大阪線リニューアル工事

2018年度は、15号堺線・17号西大阪線を10日間連続で通行止めし、リニューアル工事などを実施しました。
この工事では、約10年前に施工した舗装やジョイントの大規模な補修のほか、コンクリート床版の上に高性能床版防水を実施するなど、高速道路の長寿命化の実現に向けてリニューアルプロジェクトの着実な進捗を図りました。
工事期間中の渋滞関連情報は、専用のWEBサイトに掲載するとともに、高速道路上に設置した仮設情報板への掲載やSNSを用いたお知らせを行うなど、お客さまへの経路選択が可能になるように多様な手法で情報発信を実施しました。

高性能床版防水
仮設情報板(所要時間表示)

15号堺線湊町付近・3号神戸線湊川付近の大規模更新

湊川付近
※イメージであり今後の検討により決定

大規模更新の対象6箇所において、構造物の全体的な造り替えを行う計画をしています。2018年度は、15号堺線湊町付近では鋼製の橋脚基礎を造り替える工事、3号神戸線湊川付近では上部工の架け替えに先立ち橋脚を設置する工事の実施に向けた設計等を行い、事業を進めました。

大規模更新の対象箇所
湊町付近の複雑な構造物