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平成24年夏の計画停電時等における阪神高速道路利用上のご注意と阪神高速の節電への取組について

平成24年6月29日
阪神高速道路株式会社

 1.平成24年夏の計画停電時等における阪神高速道路利用上のご注意

 平成24年夏は、電力不足を受けて、気温の急激な上昇や大型発電機の計画外停止等が重なり、節電努力を行ってもなお需給がひっ迫する場合など、万一に備えた計画停電の準備が進められています。
 阪神高速道路では、計画停電が実施された場合や電力需給ひっ迫時に関西電力(株)から依頼を受けた場合、非常用自家発電装置への切り替えを行います。お客さまに以下のご不便をおかけすることがありますので、安全に十分ご注意のうえ高速道路をご利用くださいますようお願いします。

  1. トンネル内の照明が暗くなります。特に、入口部分の照明を通常時のように十分明るくすることができなくなります。必ずヘッドライトを点灯し、ご通行には十分ご注意ください。
  2. トンネル区間以外(高架部等)の道路照明は点灯しません。電力需給が特にひっ迫する昼間帯については、影響ありませんが、日没以後に計画停電が実施された場合には道路照明が点灯しなくなるため、夕刻は早めにヘッドライトを点灯するなど、ご通行には十分ご注意ください。
  3. 停電実施時に、料金所で非常用自家発電装置に切り替わるまでの間、現金でご通行のお客さまには約3分程度お待ちいただく場合があります。
  4. 一部パーキングエリアでは、トイレ、建物についてご利用いただけないことがありますので、ご了承ください。また、電気自動車の急速充電器についてもご利用はできません。

 2.平成24年夏の阪神高速における節電の取組

 阪神高速道路では、関西電力管内における厳しい電力不足を受け、平成24年7月2日から9月7日の間、以下のとおり節電への取組を行うこととしております(例年実施しているもの昨年より実施しているものも含みます)。
 また、ピーク電力対策として、通常12:15〜13:00までの休憩時間を13:00〜13:45に変更(東京事務所を除く)することとしており、関係者の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

 (1)節電体制

 社長を本部長とする節電対策本部を設置し、全社的な節電の取組を行っています。

 (2)道路本体関係の節電

 お客さまの安全・安心を確保することを前提に、以下の取組を実施します。

  1. トンネル基本照明の減光(昨年より実施しており、節電要請期間終了後も継続)。
  2. 道路本線照明の減光(昨年より実施しており、節電要請期間終了後も継続)。
  3. 料金所等の空調温度原則28℃設定。
  4. その他、設備監視室、通信機械室等の適切な空調温度設定、照明のこまめな消灯を実施。
  5. 例年、夏休み期間中の土日に実施している湾岸線橋梁ライトアップを中止。

 (3)パーキングエリア関係の節電

 お客さまの安全・安心の確保、快適性を著しく損なわないように配慮しつつ、以下の取組を実施します。

  1. 空調の原則28℃設定、空調効率の向上。
  2. 駐車場、建物内の照明減灯、トイレ内一部施設の機能停止。
  3. 自動販売機、厨房機器等の節電。
  4. 電気自動車の急速充電器について、13:00〜16:00の間の使用を控えていただくよう呼びかける。

 (4)オフィス関係の節電

 一昨年夏の使用最大電力の15%以上の節電を目標として、以下の対策を実施します。

  1. 照明関係は、こまめな消灯、原則15%以上の間引き、昼休みの消灯等の対策を実施。
  2. 空調関係は、クールビズの実施、室温原則28℃設定、ブラインド等の活用等の対策を実施。
  3. OA機器については、昼休みの使用禁止、パソコンディスプレーの輝度抑制等。特に、13:00〜16:00の間は印刷を抑制し、シュレッダーは使用禁止。
  4. 喫煙室の分煙機は必要最小限の使用。
  5. 温水洗浄便座の温暖、温水を切り、ハンドドライヤーの停止、近場階への階段利用を実践。
  6. 休憩時間を13:00〜13:45に変更(東京事務所を除く)。

 (5)電力需給ひっ迫時における対応

 電力需給ひっ迫時には、万一の計画停電に備えた対応を行うとともに、大規模停電を回避するため以下の対策を実施します。

  1. 道路本体関係については、関西電力(株)から依頼を受けた場合、非常用自家発電装置活用による節電協力を実施。
  2. パーキングエリア関係については、最低限の電灯以外は消灯、電気自動車の急速充電器は使用停止。
  3. オフィス関係では、状況に応じて、照明を消灯、空調を停止、OA機器の使用を停止、分煙室を使用禁止。